12月4日、富山市議会で高校生のインドネシア視察と国際展開について質問しました。

高校生のインドネシア視察の様子について
国際事業に関連して、今年8月16日から23日にかけて、本市の高校生6名がインドネシア共和国バリ州を訪れ、現地で運用されている小水力発電やコンポストプラントを視察し、現地の高校生と意見交換する環境教育事業が行われました。バリでは、家庭や観光地から出るゴミの分別、回収体制が十分に整備されておらず、多くのゴミがそのまま埋め立てや野積みになっているのが現状と聞きます。
問1 高校生の、本市の国際的な環境政策の取り組みの視察の様子や、具体的な高校生の感想、今後につながるどのような学びがあったと思われるか伺います。
回答 環境部長:高校生のインドネシア派遣事業は、JICA・国際協力機構からの要請に基づき、共同のモデル事業として高校生をインドネシアに派遣市本塩奉仕しない企業はこれまで取り組んできた国際協力の現場体験を通じて国際貢献に対する学びを深めてもらうとともに、シビックプライドの醸成を図ることを目的に実施されたものであります。本事業には高校生6名が参加し、これまで本市が関わったタバナン県の小水力発電設備やバドゥン県のコンポストプラントのほか、市内企業が独自に整備してきたバイク用のバッテリー交換型EVステーションなどを見学し、設備の担当者から説明を受けました。この派遣事業に参加した生徒からは、一つに、実際に現地を訪れゴミ問題の深刻さを肌で感じることができた。二つに、現地の方たちと積極的に質問し視野を広げることができた。三つに、富山市と市内企業による国際的取り組みが現地の課題解決に重要な役割を果たしていると感じた。などの意見が寄せられました。また現地の高校や小学校にも訪問し、それぞれの学校で実施されている環境教育の現場の見学や、生徒・児童たちとの交流により、文化の違いを尊重することの大切さも学ぶことができたという感想もありました。生徒たちは緊張などから当初は控えめな様子でしたが、現地での様々な体験を通じて次第に自分の思いを堂々と発言するなど、徐々に自信がついてきていることが感じられました。今回の派遣期間は一週間と短期間ではありましたが、直接現地を訪問したことで、本市及び市内企業の国際貢献の取り組みを理解し、文化交流の経験も含め、多くの学びがあったものと考えております。
ゴミ問題一つをとっても、国と国とでは大きく違いがあること。または文化の違いについて、環境というものを軸にして多くの学びがあったということがわかりました。こうした富山市の取り組みを知ることで、富山から世界にアプローチできることや、富山市役所の仕事がとても多様であることが知られるということは、将来の進路を考える際に、富山を選ぶことにつながることもあるのではないかと思います。
国際展開事業の取り組みに関する情報発信について
国際展開事業、そのものによる直接的な温室効果ガスの削減や、目に見える成果は世界の中では小さいかもしれませんが、現地を訪れた高校生が感じたように、「富山にいる私」と「世界」がつながることで、環境意識が変わり、今世界が取り組むべき気候変動対策をわがこととしてとらえることができることから、本市の取り組みは、市民に伝えてこそ意味をもつものです。
問2 本市の国際的な取り組みを、市民や若い世代を中心にどのように伝えていくのかお答えください。
回答 環境部長:本市では国際展開事業の取り組みについて、これまで市のホームページや広報とやま、出前講座、リーフレットなどにより情報を発信してまいりましたが、これらは特段若い世代を意識したものではなく、広く市民に周知することを目的にしているものであります。今回、COP30に環境省から招へいされ、市長が登壇したことをきっかけに、富山国際大学から学生や一般市民に向けた報告会の開催を提案されたことから、COP30での登壇の報告とともに、本市の国際展開事業やゼロカーボンの施策について、市長が講演を行うこととなりました。また令和8年2月に開催予定のSDGs推進フォーラムにおいても、市民の皆様に向けて市長から報告する予定であります。今後も、市民の皆様の気候変動や国際貢献の理解を深めていくとともに、シビックプライドの醸成につなげるため、市のイベントやSNS等を活用し、より多くの若い世代にも伝わるよう、様々な機会を捉え、積極的に広く情報を発信してまいりたいと考えております。